内勤OLなこのゆるふわ日記

20代半ばのOLがゆるふわを夢見て日々を過ごす記録。かわいこぶっているが、実際は「内勤OLなこのゆるふわ女になりてぇと思いながら日々を過ごしている日記」である。

美容院に行くと強くなれる気がして

昨日、劇場版「ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」を観る前に美容院に行ってきた。

 

前回は誕生日前(11月末)に、

「最高の自分で25歳の誕生日を迎えるぞ!」

と行ったきりなので3ヶ月近く空いてしまった。

 

髪を染めている関係で、施術後に次の予約を2ヶ月後あたりの日にちで取るのが常。前回も同じように2ヶ月後の日にちで取ったのだが、1月はマチアプ女として土日の予定をすっからかんにして構えていたため、急遽翌月(昨日)に予約を変更したのだ。普段は先の予定詰め詰め人間なので、マチアプやる時のこの「スケジュール空いてますよ」感を出してアポを組める状態にするのがそれなりにしんどい。

 

そんなこんなで美容院に行ってきたのだけど、本当によいね。髪を染めるのって。

 

髪を染め始めたのは1年前。施術後にはいつも新鮮にときめいてしまう。自分にときめくというより、かわいい髪色にしてもらえた事実に。

 

そもそも、美容院ってわくわくする。カラーはもちろん、カットやトリートメント、セットをしてもらうと自分の中の何かのパラメータが上がるのを感じる。

 

ここで、1つ思い出話を。

 

私の父の実家は美容院だった。家の1階部分が店舗で2階以上が居住スペース。美容師は祖母1人。地域の方に愛される、昔ながらの美容院といった感じだ。コロナ禍前までは季節に1度、片道2時間以上かけて家族全員で父の実家へ行き、髪を切ってもらっていた。

 

そして、コロナ禍前まで、私は祖母以外の美容師に髪を切ってもらったことがなかった。つまり、父の実家以外の美容院に行ったことがなかった。

 

私は部活動の関係も相まって、髪切りイベントを不参加になることもあった。前髪は自分で切るけれど、後ろ髪はそうにもいかない。大学時代は部活動終了後にJRに飛び乗ってひたすらに揺られ、先着している家族と合流をして温泉に浸かっていた(父の地元が温泉地なので)(夜に到着していたので私だけ翌朝髪を切ってもらっていた)(部活動で1日中思いっきりテニスした後の温泉はサイコー!!!!)

 

2021年1月のことだ。大学から、「卒業式中止」と連絡が入った。当時4年生でドンピシャ卒業生の私は、

「コロナ流行ってるから仕方ないか」

とすぐに受け止めた。そしてすぐ、袴を着る時のために伸ばしていた髪を今すぐに切りたい衝動に駆られ、ショートカットを得意だとSNSで謳っている美容師を探し、都内の美容院の予約を取った。それはあまりに迅速であった。当時応援していた芸能人が描いていた絵の1つに、前下がりボブの女の子の絵があった。その女の子は私が応援していた芸能人の好みが詰まっているという。私もその子みたいになれたら、オタクとして1歩、次のステージへ行ける気がした(次のステージとは)。この思いだけで伸ばした髪を切ろうとここまで行動できているので、オタクって本当に怖い。実際、切った後の自分はなんだか強くなれた気がした。

 

それからは北海道へ引っ越し、その土地の美容院でお世話になった。最高の美容院だった。

 

そして転職して本州へ戻る頃には、祖母は高齢のため美容師を引退。私は地元の美容院に通い始め、人生で初めて髪を染めた。

 

美容院に行くのって、私にとっては1つのイベント事のようでわくわくする。なりたい自分へ1歩近付けるようで。形から入るタイプなのかもしれない。

 

次回は2ヶ月後。今のこのブラウンにほんのりピンクが入ったかわいい色味でトリートメントによりトゥルントゥルンの髪を大事にして過ごそうと思う。