内勤OLなこのゆるふわ日記

20代半ばのOLがゆるふわを夢見て日々を過ごす記録。かわいこぶっているが、実際は「内勤OLなこのゆるふわ女になりてぇと思いながら日々を過ごしている日記」である。

【弾丸京都参拝】幸せになりたい社会人が退勤後に新幹線に飛び乗り、縁切り神社に参拝しに行く話【中編】

 

前回↓

 

今回は当日の行程についてです。

 

「突発的に京都に行きたくなったけど、明日は午後に会議があるから出社せざるを得ない……」

みたいな社会人の方には参考になると思います(そんな人いるか?)

 

 

 

 

 

2/20(火)20:45 新幹線乗車準備

 

退勤後、すぐさま東京駅へ。

都内勤務だと新幹線駅へのアクセスが良くていいですね!←社会人1〜2年目の頃、家から最寄りの新幹線駅まで500km離れていた人

 

チケットレスにしそこなったので今回は紙で乗車券を発券。なんだか旅行気分です。

 

駅弁、おやつ、飲み物を買って乗車準備を済ませます。

 

 

2/20(火)21:12 東京駅発

 

余裕を持ってこの時間のチケットを取っていて正解でした。買おうと思っていた駅弁屋さんがあったのですがほぼ売り切れで、やむを得ずecuteまで戻ったので……(……)

 

いざ!

京都へ!!

 

 

 

新幹線乗車中はのんびりと過ごしていました。

 

日記を書いたり、買った駅弁を食べたり。

 

 

なす! 健康的な気がする!

おいしい!!

 

さくらのフラペチーノも買ってしまいました。ダイエットを頑張っていた時は付き合い以外でスタバへ行かなかったので、もはや自分へのご褒美ですね。スタバの飲み物はさくらの時期が1番好きです。

 

前の席の車窓に文庫版『騎士団長殺し』の3巻が反射していて、

「これだから旅はやめられねぇんだよなぁ〜!」

と思うなどしました。

 

 

2/20(火)23:22 京都駅着

 

2時間なんてあっという間。京都に着きました。

京都に来るのは人生で4度目です。

 

1度目は中学校の修学旅行で。

2度目は大学時代に高校の友人グループでの旅行で。

3度目は社会人2年目に観劇目的で。

 

そのうち、安井金比羅宮へ参拝したのは大学時代と社会人2年目でした。

 

「帰りの空港を間違えたこともあったなー」

とあの時絶望して必死に航空券を取り直したJRの改札口の柱を見て、ノスタルジックな気分に。

 

駅を出ると、京都タワーが。

「京都タワーだ!!!!」

と観光客ムーブをかまして写真を撮って、1人でキャッキャしていました。

※ド平日の深夜

 

 

2/20(火)23:45 ホテル着

 

1人でキャッキャしていたらホテルに着くのが遅くなってしまいました。あたりまえ体操。

 

本日のお宿は、アパホテル京都駅北です。

 

 

 

駅から近い!

のちにこれが効いてきます。

 

次の日の準備をして、寝ます。

 

 

 

【小噺①】初めて安井金比羅宮へ参拝した時の話

 

あれは2019年3月の話。

 

当時大学2年生だった私は、春休みに高校時代の友人たちと4人で京都に来ていました。皆と旅行するのは初めてで、私自身学校の行事や部活動の合宿以外で友人と泊まるのは初めてでした。

 

そもそも我が家は外泊NGの家庭でした。実家暮らしだった私は大学時代、飲み会があれば何がなんでも終電で帰っていました。大学から家まで離れていたこともあり、終電が早かったので部活動の飲み会ではいつも2次会の途中で抜けていました。たまたま最寄り駅が同じ先輩がいたので(奇跡か?)、いつも先輩と一緒に帰っていたのも懐かしいです。

 

後から知ったのですが、先輩は私を無事に送り届けるよう周りから言われていたらしいです。先輩、ありがとうございました……一時期週7で一緒にいて周りから付き合ってると思われていたのが嫌すぎて、今まできつく当たってわがままたくさん言ってごめんなさい(涙) 監督まで巻き込んですみませんでした(最低)

 

そんなこんなで、初めて友達と外泊できるのが楽しみで仕方なくてみんなで楽しく予定を立てていました。

 

そこで友人の1人が、

「安井金比羅宮って知ってる?」

と私たちに問いかけます。誰も知りませんでした。

 

友人が言うには、安井金比羅宮は縁切り神社といわれていて、悪縁を切ってくれるらしい。当時(というか出会った時からずっと)友人は家庭環境に悩まされており、もう神頼みをしてでもご家族の1人と縁を切りたいようでした。

 

友人の家庭環境についてずっと聞いていた私たちはもちろんOKし、旅行中に訪れました。

 

 

 

安井金比羅宮は八坂神社や祇園に近いものの、あまり観光地の賑わいはありませんでした。それはそうですよね、参拝者は血眼になって縁を切りに来ているのですから。むしろおどろおどろしいくらいの空気感です。

 

当時の私は京都旅行中に参拝した寺社のほとんどで、「〇〇(科目名)の単位がありますように」と祈願していました。テストをやらかし、迫る成績発表に怯えていたからです。なんとも限界大学生らしいですね。

 

例に漏れず、私はここでも同様の祈願をしました。単位がありますように。安井金比羅宮へ参拝したいと言った友人は、縁切り縁結び碑というトンネルのように穴のあいた石碑に札を貼り、穴をくぐりました。安井金比羅宮といえば、のメインのようです。私は空気感に気圧され、友人を見守るだけに留めました。

 

数日後、旅行から帰った私は大学から届いた成績表を手にしていました。結果はフル単。成績優秀者の表彰状も共に送付されていました。正直、「そんなことある?」というくらいでしたが、きっと京都旅行中の祈願が良かったのだろうと思いました。

 

そして数ヶ月後、私は部活動(テニス)の大会2週間前くらいに骨折し、骨折しながら出場した大会の期間中には肉離れになりました(正確にはどちらもテニス中の怪我ではない)

 

 

【小噺②】円満退職を願った話

 

数年後、Twitter(現:X)で安井金比羅宮についてのツイートが話題を呼んでいました。縁切りに強いが代償も大きい、安易に参拝してはいけない、と。そのツイートのリプライには様々な人たちの経験談が寄せられていて、その時に私はここ行ったとこじゃんとなりました。すると同時に、

「もしかしたらあの時の怪我って代償だったのか? ということは、単位があったのは安井金比羅宮へ参拝したから?」

という疑問が湧き上がってきたのです。

 

その数ヶ月後の2022年8月、私は京都劇場へ観劇に行きました。

 

せっかく京都へ行くなら観光しようと思い、有給休暇を取得し2泊3日しました(正確にはその前に都内の実家へ2泊帰省していたので計5日間の休みでした)

 

観光ルートで忘れてはいけないのが、安井金比羅宮でした。当時、勤め先を年末に退職しようと考えていて、10月に退職願いを上司へ渡す予定でいました。転職経験済みの大学時代の友人たちの話を聞くに、退職手続きはそう簡単にいかないらしく、私は心配で夜しか眠れません。そこで、以前限界大学生の必死なお願いを叶えてくださった安井金比羅宮に参拝し、円満に退職できるようお願いしようと思ったのです。

 

安井金比羅宮の境内へ入ると、それなりに参拝者がいました。コロナ禍からだんだんと明けてきていた頃で、2019年に京都へ訪れた時ほどではなくても海外から来たであろう方々もちらほらと見かけました。やはり境内は他の寺社と比べると空気が重く感じましたね。

 

私は前回のお礼をしてから円満退職ともう1つお願いごとをし、今回は御朱印をいただきました。

 

 

(御朱印をいただき始めたのが2020年だったため、前回参拝時はいただいていませんでした)

 

縁切り縁結び碑をくぐるのはなんとなくやめておこうと思い、今回もくぐらず。ちなみに祈願時には代償を恐れてそれはもう具体的にお祈りをしました。バズっていたツイートのリプ欄が怖かったので。

 

そして翌日当時の北海道の家に帰るのですが、あれだけ何回も確認していたはずの航空券の予約を間違えていたらしく、空港を間違えました(絶望)

 

伊丹空港発で取ったと思っていたら、関西国際空港発だったんですよね。

 

朝7時に八条口の伊丹空港行きのバス停に並んでいた時に気付き、急いで鉄道路で巻き返そうとJRの改札口まで行き、電車を検索。しかし、初めて使う空港を一切迷わずに走り抜けられる気がせず断念。諦めて伊丹空港発の航空券を取り直し、ビミョーに時間が余ったので駅構内のカフェで虚無モーニングを過ごしました。さようなら、航空券諸々で消え去った5万円……。

 

そんなこんなで当時住んでいた北海道の家へ帰宅。

 

当初の予定どおり、10月に退職願いを提出、12月末に退職しました。一部他部署の事務処理に思うところがないわけではなかったのですが、課内の皆とは円満に退職することができました。

 

そしてもう1つのお願いごともその年の大晦日に叶い、人生って何があるか分からないなぁと思いました。

 

こうして考えると、航空券の取り直しで消え去った5万円は代償だったのかもしれません。私はあくまでも、当時バズっていたツイートのリプ欄に書かれていたようなことを思い出して事故に遭わないようにと添えただけで、お金に関することは何も触れていなかったので。

 

ありがたいですね。

 

こうして、私は2度の参拝をしたのでした。

 

 

 

次回は3度目の参拝編です↓